オンラインセカンドオピニオンの最初の患者さんとご家族のお話です。
私が4月から非常勤1日だけでフリーになったときに、那賀病院に電話が入りました。九州から和歌山にセカンドオピニオンに来たいとおっしゃる患者さんの家族からでした。兵庫在住の家族の方と電話でおはなししました。画像を見て、状況を説明して欲しい、家族と本人が一緒に聞きたいというご希望でした。神戸大学の時に、中国の患者さんにZOOMでセカンドオピニオンをした経験を活かして、ZOOMで画像を見ながらお話しすることになりました。クリニックは必要ないけれど、起業なしには出来ないことがわかったのですぐに届けを出して、GWに行うこととなりました。非常に喜んでいただいたので、私にしか出来ないセカンドオピニオンを届けるのは、患者さんにとって良いことだと実感し、説明、申込み、心理士さんの予診システムを立ち上げました。その後、立て続けに3名の方のセカンドオピニオンを行いました。全ての方に非常に喜んでいただけて満足しています。
#1ご家族からのお言葉(九州でオンラインセカンドオピニオン)
谷野先生。連休中は、遠方に住む母と一緒にオンラインセカンドオピニオンを受けることができ、この場を借りてお礼申しあげます。 母はトリプルネガティブステージ4で2年間治療経過。数種類の抗がん剤投与するも、癌が縮小することはなく、現在、肝臓、肺、脳に転移がある状態でしたが… 主治医から残りの抗がん剤2種類(効き目は今までの治療成績からはほぼ微妙)をするか、抗がん剤をしないで残りの時間を過ごすかを次の診察まで選択する事を告げられ、逼迫した状況の中、谷野先生にセカンドオピニオンを思い切って相談しました。
結果、やはりお願いしてよかったとつくづく感じています。 私や家族が感じている事と、患者(母)本人が感じている事とでは、治療に対する考えが微妙にズレていましたが、同じ視点に立って今後を考えられるきっかけとなりました。 先生のお陰で、家族間の普段聞けない本音や思いにも触れる事も出来ました。 母の現在の進行状況だと選択肢が少ない分、セカンドオピニオンを受けた後だと、自分たちで選択した事に納得が生まれ大変満足です。 本当にありがとうございました。