| 1. 現況
かつては、培養技術がもとで判定可能率が低く、臨床応用は無理とされていた。しかし、近年、種々の培養法が開発され、判定可能率が上昇するとともに、臨床応用の報告も増えてきている。一部では、抗癌剤感受性試験の結果と予後との比較検討も行われており、99年には高度先進医療として認められた。
米国では既に培養法による抗癌剤感受性試験の保険の適応がなされており、現在ではerbB-2やp53などの遺伝子産物が感受性試験として有用か否かが検討されている。
2. 現在の化学療法についてのコンセンサス(ここにこそ真実が。。。。)
- 抗癌剤のがよく効くと言われている乳癌でも、有効な症例と無効な症例がある。
- ある種の抗癌剤が効かなくても、他の抗癌剤が効くことがある。
- 抗癌剤の副作用は強い。効かないなら、投与しない方がよい。
これらの事実を治療に用いるためには、ここの症例における情報の獲得が必要である。それが、抗癌剤感受性試験の目的である。
3. 抗癌剤感受性試験の臨床応用の目的・・・症例毎の個別情報の獲得
- 各症例ごと、各薬剤ごとに、有効か無効かの判別を行う。
- 感受性試験の結果に基づいて、症例毎の有効な抗癌剤の選択する。
有効な薬剤がないと判定された場合は、その結果を無効な治療を計画しない指標とする。
|