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抗癌剤のメリット Page 1

 抗癌剤の恩恵にあずかる人はどれくらい?
 
 再発の可能性が低いと抗癌剤は必要なくなります。再発が多くても抗癌剤が効かない場合は、抗癌剤の意味がなくなります。この理屈は誰にでも分かりますが、それでは患者さん個人でどれくらいメリットがあるのかは難しい問題です。

 このページでは、個人個人がどれくらいのメリットをうけるのかをわかりやすく説明したいと思います。

 
   上の図(クリックすると大きくなります。)の解説をします。上の図は、癌の治療が有効かどうかの判定によく用いられる図です。生存率は、手術後に生きている人の割合です。5年間の間にどれだけ生存者が減ってくるか、それを抗癌剤がどれだけ防ぐかという事です。

 cは、手術だけでも死亡しない人の割合です。手術だけではa+bの人は、なくなります。抗癌剤の投与によってa+bのうちbの人が助かります。

 よく「・癌には抗癌剤が有効だと言うことが証明された」ということをきかれるかもしれませんが、抗癌剤の恩恵をうける人は「この図のb」の人だけです。抗癌剤がよく効くとされている乳癌でも、bの確率は、5−15%に過ぎません。それも、進行の度合いによって変わる術後の再発率によって変わってきます。

 この図からは、2本の線の開いた大きさが、メリットをうけた方の割合だということが分かります。

 
   以下は、いろんな場合によってこの確率が変わることを示しています。

1 再発が多いが、抗癌剤がよく効く場合・・・・一番メリットが大きい

2 抗癌剤があまり効かない場合・・・・・・・・やらない方がいいと思われる。

3 再発率が低い場合・・・・・・・・・・・・・うけて悪くはないが、それほどメリットがない

4 再発が多く、抗癌剤が効かない場合・・・・・やらない方がいいと思われる。

 ではあなたが気になっている患者さんでは、どれだけのメリットがあるのでしょうか。

 
 
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Page 2  乳癌の論文を例題として
Page 3  情報の表の見方
Page 4  データ集 1(小細胞肺癌の化学療法)
Page 5  データ集 2(乳癌の術後化学療法)
Page 6  癌の終末期でも抗癌剤治療を受けるか?

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