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乳癌の治療

 Page 4 ホルモン剤の子宮癌の発癌作用について 

         (タモキシフェン=ノルバデックス) 
 
 タモキシフェン投与により子宮体癌(子宮内膜癌)のリスクが上昇します。この機序は抗女性ホルモン剤であるタモキシフェンが、子宮に対しては女性ホルモン様に作用するためと考えられています。

 Early Breast Cancer Trialists' Collaborative Groupはタモキシフェンを5年間服用することにより子宮体癌のリスクは4倍になると報告しています。

 しかし、子宮体癌のリスクが上がると言っても、5年間服用による発生率は24000例中でわずか42例(0.175%)です。一方、10年生存率をタモキシフェン5年間服用患者さんと服用しなかった患者さんで比較すると前者が10%良好であり、また対側乳癌の発生は前者で47%低下しています。

 以上より、タモキシフェン服用による利点はリスクを大きく上回ると結論しています(Lancet 351: 1451-1467. 1998)。

 
 
 
 

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